不動産を相続したけど要らない…。買い取ってもらえることも。

こんにちは。

司法書士海埜です。

先日、お得意様からこんなご相談がありました。

「土地の取得を進めており（東京23区内）、つながっている３筆がすでに自社の名義になっている。

将来的にはこの３筆、できれば周辺土地もあわせて合筆して価値を高め、マンション用地等として売り出したい。

周辺土地のことをよく調べたところ、隣接している道路部分に、相続登記未了と思われる持ち分があることがわかったので、この名義人の相続人から持分を買い取れないか？」

このようなご相談です。

こういうときは、相続人の方にコンタクトをとり、相続登記してもらったあとに買い取りの契約をするというのが、スムーズです。

（連絡が取れない相続人がいるときは、相続分譲渡を受けるなどして裁判所を利用する流れになることもありますが…）

このとき買取り希望者側に、「どうしても買い取りたい！」という強い意欲があれば、相続登記にかかる費用を買主サイドで負担してもいいとなるかもしれません。

よく、市役所の無料相談などにお伺いすると、相続不動産があることはわかっていても「正直なところ要らないんだよね〜」という方が多いです。

その不動産の周辺に、買い取りたい、あるいは買い取ってもいいというご近所さんがいるかもしれませんので、検討してみると良いでしょう。