外国送金と登記

司法書士海埜事務所

現在フォームから受付中です。

〒182-0026 調布市小島町3-66-1モンレーヴ調布501

受付時間/平日9:00~16:00 土日祝日

外国送金と登記

司法書士うみのブログ

2019/02/23 外国送金と登記

こんにちは。
司法書士海埜です。
中国や台湾のお客様が、日本の不動産を買ったり売ったりする例は、それほど珍しいことではなくなりました。
しかし日本人同士の取引と違って、売買代金を外国から日本国内の銀行に着金させたり、反対に日本国内から外国の銀行に着金させる必要があり、そのタイムラグには十分に注意する必要があります。タイムラグを回避するため、次のような方法が利用されています。

 

 

■外国から売買代金を支払う場合
前日までに、日本国内に資金を移動させておくことが多いです。外国送金には時間がかかるためです。
このとき、資金を入れておくのは専門の業者名義の口座で、そこにいったん「預ける」形になります。
1度だけ、決済当日に中国銀行から直接送金するという取引に立ち合ったことがありますが、着金確認に四時間ほどかかりました。(この取引は、実はもっと早く着金していたのですが、連絡ミスで買い主が入金する口座を間違えてしまい、売主側は別の口座を注視していたため、確認が遅れたいきさつがあります。外国人との取引はこのようなすれ違いのリスクもあるということだと思います。)

 

■外国人が代金を受けとる場合
この場合も、取引当日に国外口座に着金させるということが、不可能ではないにしても確実ではないです。そうすると、売主としては代金をもらっていないのに登記名義が移ってしまうという不安な状況におかれてしまいます。
だからこの場合も、日本にある口座(代理人の口座など)への着金をもって、代金を受領したことにするという契約を予め結んでおく方法が取られることがあります。

 

 

 

司法書士法人海埜事務所
メール umino@umino-legal.jp
住所 〒182-0026 調布市小島町3−66−1モンレーヴ調布501
受付時間 平日9:00~16:00
主な対応エリア
調布市、狛江市、府中市、三鷹市、稲城市などの多摩地域が中心です。
ご相談により東京都内、神奈川県、埼玉県内のお客様もいらっしゃいます。

TOP