土地の名義が勝手に移されてしまった!

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土地の名義が勝手に移されてしまった!

司法書士うみのブログ

2018/11/10 土地の名義が勝手に移されてしまった!

 

こんにちは。
司法書士海埜です。
今日は知り合いから、とてもショッキングなご相談がありました。
買った覚えのない不動産に関して、県税事務所から納税通知が届いたというのです。

 

勝手に自分の名義にされている?!!

正確には、知り合いのお父様に納税通知が届きました。登記情報を確認すると、半年ほど前の日付で売買があったことになっていて、確かにお父様の名義になっているのですが、ご本人は「買った覚えがない」「勝手に名義を移された」と仰います。
(このお父様は、かなりご高齢ではありますが、月2回ゴルフにいくほどお元気で、意思や記憶もしっかりされています。)

詳しい経緯を聞いてみると、以前の所有者である「M不動産」とは10数年前にトラブルになり、お父様からM不動産に色々な書類を預けたが返却してもらえていないとのことでした。

状況からすると、M不動産が勝手に、お父様に名義を移転する登記を行ったとしか考えられません。

 

そもそも勝手に登記ができるのか?

売主が、勝手に登記することは、やろうと思えばできます。買主側の添付書類は住民票だけなので、それさえ入手できれば可能になるのです。今回は10数年前にM不動産とやりとりがあった際、お父様が住民票も預けたということでした。

 

登記はもとに戻せるのか?

このような場合は、登記原因とされている売買そのものが無効ですから、登記は抹消するのが筋です。
ただその前に、M不動産に連絡して段取りをつける必要があり、そのあたりは弁護士に相談するのがいいだろうと申しあげました。
インターネット上では、M不動産に関して詐欺事案が多く報告されており、おそらく常習的に違法行為をしている会社だと想像がつきます。
今回は、「買主」であるお父様の名義に勝手に書き換えていますので、少なくとも公正証書原本不実記載罪にあたるのではと考えます。

 

 

 

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