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成年後見人のおしごと。金銭的にギリギリの被後見人の障害年金を請求してみることに②
こんにちは。
司法書士海埜です。
成年後見人のおしごと。金銭的にギリギリの被後見人の障害年金を請求してみることに①
こちらの記事の続き。
障害年金を請求するためには、必ず医師の診断書が必要です。
この診断書がなかなかの難関。
まず、現在ご本人が入所されている老健に、「お金の問題を解決するため診断書がひつようである」ということを説明し、年金事務所からもらった診断書のひな形を示して、書いてくださいとお願いしたところ、
「ダメです、書けません。」
という回答。
なぜ書けないのか?
その理由は「専門外だから」とのこと。
確かに障害年金用の診断書は、四肢が動く範囲とか、それを角度で表現するとか、面倒な内容になっています。
医師にもそれぞれ専門分野があって、障がい年金の審査に耐える診断書を書いてもらうためには、専門のところにお願いしたほうが確実である、ということのようです。
それならば、以前に入院していたリハビリテーション専門の病院(初診の病院ではなく、そのあと移動した転院先)ではどうか?
問い合わせを行ったところ、診断書を「書ける可能性はありますが、もう一回診察に来て下さい、話はそれから。」とのこと。
しかしこのリハビリ病院がものすごく遠い…
ご本人を連れ出して診察して頂くには、車で50分くらいかかります。
しかも診察受付時間は午前中のみ,,,
なので、後見人としては自分の子供を保育園に預けたあと、大急ぎで施設までご本人を迎えにいき、同時に介護タクシーが迎えにくるように手配し、50分介護タクシーに揺られ、一時間半程度の診察に付き添ったあと、また50分介護タクシーに揺られて施設まで戻る、というスケジュールを組まなければなりません。
そして私は、実際にこのプランを強行しました。
少しショックだったこと。
診断をうしろから見守っていたわけですが、ご本人が私の認識より、かなり元気になっていたということです。
それまで、面談時はずっと車椅子に座っていて、受け答えがぼんやりした印象だったので、半身麻痺の程度も倒れた当初からあまり変化がないように思っていたのです。
手伝ってくれている社労士事務所にもそのように伝えてしまっていたため、内心、「これでは障害年金は無理かも…」と思いました。
実際、診察を担当した医師からも、「歩けるのに、もったいないよ!」と励ましを受ける場面が何度もありました。
また長くなってきましたので
次回に続きます。
24/05/16
24/04/25
24/04/07
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こんにちは。
司法書士海埜です。
成年後見人のおしごと。金銭的にギリギリの被後見人の障害年金を請求してみることに①
こちらの記事の続き。
障害年金を請求するためには、必ず医師の診断書が必要です。
この診断書がなかなかの難関。
まず、現在ご本人が入所されている老健に、「お金の問題を解決するため診断書がひつようである」ということを説明し、年金事務所からもらった診断書のひな形を示して、書いてくださいとお願いしたところ、
「ダメです、書けません。」
という回答。
なぜ書けないのか?
その理由は「専門外だから」とのこと。
確かに障害年金用の診断書は、四肢が動く範囲とか、それを角度で表現するとか、面倒な内容になっています。
医師にもそれぞれ専門分野があって、障がい年金の審査に耐える診断書を書いてもらうためには、専門のところにお願いしたほうが確実である、ということのようです。
それならば、以前に入院していたリハビリテーション専門の病院(初診の病院ではなく、そのあと移動した転院先)ではどうか?
問い合わせを行ったところ、診断書を「書ける可能性はありますが、もう一回診察に来て下さい、話はそれから。」とのこと。
しかしこのリハビリ病院がものすごく遠い…
ご本人を連れ出して診察して頂くには、車で50分くらいかかります。
しかも診察受付時間は午前中のみ,,,
なので、後見人としては自分の子供を保育園に預けたあと、大急ぎで施設までご本人を迎えにいき、同時に介護タクシーが迎えにくるように手配し、50分介護タクシーに揺られ、一時間半程度の診察に付き添ったあと、また50分介護タクシーに揺られて施設まで戻る、というスケジュールを組まなければなりません。
そして私は、実際にこのプランを強行しました。
少しショックだったこと。
診断をうしろから見守っていたわけですが、ご本人が私の認識より、かなり元気になっていたということです。
それまで、面談時はずっと車椅子に座っていて、受け答えがぼんやりした印象だったので、半身麻痺の程度も倒れた当初からあまり変化がないように思っていたのです。
手伝ってくれている社労士事務所にもそのように伝えてしまっていたため、内心、「これでは障害年金は無理かも…」と思いました。
実際、診察を担当した医師からも、「歩けるのに、もったいないよ!」と励ましを受ける場面が何度もありました。
また長くなってきましたので
次回に続きます。
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