本当に怖い空家問題！空き巣被害に遭いました。相続手続きは必須です。

こんにちは

司法書士海埜です。

先日、調布市のおとなり狛江市で、強盗のニュースがありました。

大変なニュースになっていましたが、じつはその３か月くらい前に、私が保佐人をつとめていた方のご自宅で、ばったり空き巣に遭ってしまったのです。

ご本人はある施設に入居されていて、ご自宅はずっと空き家のままだったので、そろそろ売却などを考えなければならないという時期になっていました。

私は仏壇の管理と、郵便物を確認するために一人でご自宅にうかがいました。

だれもいないとは思ったのですが、自分の家ではないですから、「こんにちは～お邪魔します～」などと声をかけながら玄関に入りました。

雨戸は締め切られていて、家の中は薄暗いです。

しーんと静まり返っていて、ちょっと気が引けたのですが、それでも仏壇のことをご本人も気にしていたこともあり、私は「入りま～す」と言って家の中に入っていきました。

すると奥の和室で「ざざざ！」と音がしました。

私は何が起こったのかわからず、ぼーっと突っ立っていたのですが、奥の部屋の窓から、男がぽーんと外にジャンプして逃げていくところが見えました。

（今でもこのシーンだけが鮮明に記憶に残っています。）

すぐに110番通報し、警察に話しを聞かれたり、鑑識に立ちあったりという流れになりました。

空き家や、高齢者の住まいを狙った犯行が増えているのかなと思います。

空き家を、空き家のまま放置しておくと、あまりいいことがありません。

所有者が亡くなったら相続登記が必要ですし、相続登記したあとは所有者がなんらかの管理していく必要があります。

相続登記などの手続きを押し付け合っているうちに、犯罪者が住み着いてしまう、空き巣に入られてしまう。

現在の日本の人口分布に鑑みると、このような事態は増えると思われます。