進行性のガンと特養。後見人としての対応…

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進行性のガンと特養。後見人としての対応…

2022/03/03 進行性のガンと特養。後見人としての対応…

こんにちは。

司法書士海埜です。

 

先日、後見人として特養入所の手続きをやってきました。

それでちょっと問題が発生し、後見人としてどうしたものかと悩んでおります。

 

 

御本人は、昨年倒れて入院したときに、じつは腸のガンの診断を受けていました。

その診断が下りたとき、私はまだ後見人としての関わりはなく、市役所職員とケアマネジャーの方が立ち会ったようですが、その病院でちょうどコロナが発生し、病状の詳細な情報が得られなかったと言います。

当時本人は、ガンの積極的な治療を希望しなかったそうです。

退院後、老健にて療養中に私が後見人に就任しました。

老健で特養待ちをしているあいだ、老健のケアマネからは御本人の体調は落ち着いていると聞いていたので、市役所・特養にもそのように報告していました。

 

 

ところが特養入所後に、医療情報が入ってる封筒を特養の職員が開けたところ、「下血があった」ということ、「そのため貧血がひどく輸血を行った」ことが書かれていました。

 

 

ガンがあること、輸血したことは、その当時から私も聞いてはいましたが、「貧血の原因はなんでしょうか?」という私の質問に対しては、「たぶんガンだからですかね~」という老健側の応答で、「下血」というのは一言も聞いていませんでした。

(私に知見がなく、輸血と聞いてピンと来なかったのは反省点です)

 

 

特養では、もし腸のがんが進行した場合にどうするのか、親身に議論していただき、輸血を行って頂けることになりました。

しかし、ガンの最期を特養で迎えるとなると、その出血量や、そのほかの症状によっては、非人間的なことになってしまうのかもしれません。

そうした場合に(そうなる前に)積極的な治療に方向転換して、再度入院という選択も考えなければなりません。

後見人としては、可能な限り御本人がもっとも幸せに終われる環境を整えてあげたいと考えています。

 

 

 

 

 

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