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長谷川式認知症スケールの目安・ある実施例。
こんにちは。
司法書士海埜です。
今日はご参考までに、長谷川式認知症スケールの実施例を記載します。
下記の例は、点数としては20点でしたが、点数的に軽度認知症のレベルにあるものの、精神科医が「総合的に見て認知症ではない」と判断したケースになります。
質問者「もし、解らないときは、解らないとおっしゃって下さい」
Q.「お歳はいくつですか?」
A.「75です。昭和20年。」(正確に回答)
Q.「今日は何月何日」
A.「〇月〇日。2021年」(正確に回答)
Q.「季節は?」
A.「・・・。」(沈黙)
Q.「ここがどこかわかりますか?」
A.「△△病院。」(正確に回答)
Q.「病院の何階にいるかわかる?」
A.「一階。」(正確に回答)
Q.「ここの都道府県はわかりますか?」
A.「・・・。」「〇〇市」
Q.「都道府県だよ、どうかな?」
A.「・・・。東京都」(正確に回答したが時間を要した)
Q.「じゃあ、何地方かわかる?」
A.「・・・わからない。」
Q.「今から3つの単語を見せるので、覚えて下さいね。」(さくら・ねこ・でんしゃという単語を見せる)
Q.「覚えましたか?じゃあ、言ってみてください」
A.「さくら・ねこ・でんしゃ!」(正確に回答)
Q.「100-7は?」
A.「う~ん・・・。3.」
Q.「6,8,2を逆に言ってみてください。」
A.「・・・。」(わからない)
Q.「さっき覚えた3つの単語、覚えてますか?」
Q.「(模型の腕時計を見せながら)これはなんですか?」
A.「3時5分」(時計の時刻を答えてしまう)
Q.「(模型の鉛筆を見せながら)これはなんですか?」
A.「えんぴつ」
Q.「(模型のカギを見せながら)これはなんですか?」
A.「カギ」
Q.「(模型のスプーンを見せながら)これはなんですか?」
A.「スプーン」
Q.「(模型の歯ブラシを見せながら)これはなんですか?」
A.「歯ブラシ」
Q.「うん、それじゃあ、今みた五つのもの、何があったか覚えてね」
(模型を全部しまう)
Q.「今ここにあったもの、覚えてる?何があったかな?」
A.「歯ブラシ、えんぴつ、とけい…」
Q.「そうですね、あと2つ、思い出せる?」
A.「…」(思い出せない)
Q.「(文章を見せながら)これは読めますか?読んでみて下さい」(文章は「目を閉じて下さい」)
A.「…」(「目を閉じてください。」と書いてあったため、指示と勘違いして目を閉じる)
Q.「短くていいので、なにか文章を書いてみて下さい」(紙とペンを渡す)
A.少し考えたあと、「病院が良かったです」と書けた。
Q.「(図形を見せて)これを真似して描いてみて??」(五角形が2つ重なった図形)
A.五角形を2つ離して描く。
Q.「知っている野菜の名前を、できるだけたくさん言ってみてください。」
A.「きゅうり、とまと、たまねぎ、さつまいも・・・。」
Q.「あとはどうですか?」
A.「...。」(沈黙)
Q.「もう思い出せない?」
A.「うん。」
以上になります。
上記では、本人がしっかりと時間、場所を認識していることから、認知症とは考えにくい状況です。
皆様のご参考になれば幸いです。
24/05/16
24/04/25
24/04/07
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こんにちは。
司法書士海埜です。
今日はご参考までに、長谷川式認知症スケールの実施例を記載します。
下記の例は、点数としては20点でしたが、点数的に軽度認知症のレベルにあるものの、精神科医が「総合的に見て認知症ではない」と判断したケースになります。
質問者「もし、解らないときは、解らないとおっしゃって下さい」
Q.「お歳はいくつですか?」
A.「75です。昭和20年。」(正確に回答)
Q.「今日は何月何日」
A.「〇月〇日。2021年」(正確に回答)
Q.「季節は?」
A.「・・・。」(沈黙)
Q.「ここがどこかわかりますか?」
A.「△△病院。」(正確に回答)
Q.「病院の何階にいるかわかる?」
A.「一階。」(正確に回答)
Q.「ここの都道府県はわかりますか?」
A.「・・・。」「〇〇市」
Q.「都道府県だよ、どうかな?」
A.「・・・。東京都」(正確に回答したが時間を要した)
Q.「じゃあ、何地方かわかる?」
A.「・・・わからない。」
Q.「今から3つの単語を見せるので、覚えて下さいね。」(さくら・ねこ・でんしゃという単語を見せる)
Q.「覚えましたか?じゃあ、言ってみてください」
A.「さくら・ねこ・でんしゃ!」(正確に回答)
Q.「100-7は?」
A.「う~ん・・・。3.」
Q.「6,8,2を逆に言ってみてください。」
A.「・・・。」(わからない)
Q.「さっき覚えた3つの単語、覚えてますか?」
A.「さくら・ねこ・でんしゃ!」(正確に回答)
Q.「(模型の腕時計を見せながら)これはなんですか?」
A.「3時5分」(時計の時刻を答えてしまう)
Q.「(模型の鉛筆を見せながら)これはなんですか?」
A.「えんぴつ」
Q.「(模型のカギを見せながら)これはなんですか?」
A.「カギ」
Q.「(模型のスプーンを見せながら)これはなんですか?」
A.「スプーン」
Q.「(模型の歯ブラシを見せながら)これはなんですか?」
A.「歯ブラシ」
Q.「うん、それじゃあ、今みた五つのもの、何があったか覚えてね」
(模型を全部しまう)
Q.「今ここにあったもの、覚えてる?何があったかな?」
A.「歯ブラシ、えんぴつ、とけい…」
Q.「そうですね、あと2つ、思い出せる?」
A.「…」(思い出せない)
Q.「(文章を見せながら)これは読めますか?読んでみて下さい」(文章は「目を閉じて下さい」)
A.「…」(「目を閉じてください。」と書いてあったため、指示と勘違いして目を閉じる)
Q.「短くていいので、なにか文章を書いてみて下さい」(紙とペンを渡す)
A.少し考えたあと、「病院が良かったです」と書けた。
Q.「(図形を見せて)これを真似して描いてみて??」(五角形が2つ重なった図形)
A.五角形を2つ離して描く。
Q.「知っている野菜の名前を、できるだけたくさん言ってみてください。」
A.「きゅうり、とまと、たまねぎ、さつまいも・・・。」
Q.「あとはどうですか?」
A.「...。」(沈黙)
Q.「もう思い出せない?」
A.「うん。」
以上になります。
上記では、本人がしっかりと時間、場所を認識していることから、認知症とは考えにくい状況です。
皆様のご参考になれば幸いです。
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メール umino@umino-legal.jp
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